令和3年6月23日に開催された役員会にて会長に選出された藤井健です。
西暦2000年4月に設立され、以来21年にわたり深見祐弘前会長のご指導で営々と運営されてきた、伝統のある江戸川シニアパソコン・ネットワーククラブ(ふれあいネット)の会長を拝命することになり、その責任の重さを痛感している次第です。
少し自己紹介をさせていただくと、私は65歳で会社を退職し、学び直しならびに自身の専門分野の総括をするために、池袋の社会人大学に2年間通学しました。その後何をしようと考えた結果、地元江戸川区の高齢者のデジタルデバイド解消に貢献しようと決めました。ただ、私自身がIT専門分野に携わったことはなく、ごく普通に仕事と趣味でパソコンを使う技術系でおりましたので、先ずパソコン関連資格を獲得したのち、2017年にふれあいネットに加入させてもらいました。ふれあいネットでは、多くの会員がパソコンを学び、楽しみ、そしてパソコンを通じて交流していることに接することができました。しかしながら、設立当時パソコンが家庭に普及し始め、その便利さや面白さ故にパソコンブームとなって多くの会員数を誇った時代ははるか昔に過ぎ去り、足元では会員数の減少、高齢化、そして財政状態も右肩下がりとなっていて会の持続性には黄信号がともっています。一方、街中では設立当時のパソコンやデジカメなどが足元にも及ばぬ高性能で、常時ネット接続の手のひらパソコンというべきスマートフォンを中高校生が持ち歩いているのが当たり前の時代になりました。このような大きな時代の変化の中で、IT技術の発展に合わせて会の諸活動の裾野を広げながら、ふれあいネット会員がこの集いに意義や楽しみを見出し、交流の輪を広げて、豊かで楽しい人生を送れるように、ふれあいネットを充実させてゆくことが課題だと考えています。
今後とも、諸先輩方からのご指導・ご助言を頂きながら、会の発展に努めてゆきたいと考えます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
会長 藤井 健